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はじめに

 開催された6大会のうち5大会の研修会について、プログラムとアンケートを基に研修の内容、方法、環境、参加者の意見、要望等をまとめた。
 これまで6大会の参加人数の合計は1,286名となり、アンケートの回収数は、710名であった。
 熊本、北海道、千葉、群馬大会のアンケートから以下の類似した設問(「大変役に立った」「ある程度役に立った」「とても満足」「満足」)に対する回答の平均は92.4%であった。また、「ふつう」「役に立たなかった」「どちらとも言えない」「不満」と回答した方の平均は7.5%だった。研修会の満足度は高いことがうかがえる。
 具体的には、「他センターの取り組みを知ることができ良かった。センターの役割が認識でき、当センターの課題が明確になった」「同じ県内同士でも交流がないことがわかり、センター同士の連携の必要性を理解した」「全国各地の取り組みから、ユニークな取り組みが紹介され参考にになった」「グループディスカッションでは、各センターの現状や同じような課題も共有できた」などの複数の感想があった。
 一方、「テーマが漠然としており、テーマを絞り統一したテーマの下で具体的な議論が出来るようにすべき」「グループディスカッションのテーマ設定や時間帯に配慮が必要。あまり多くのテーマがあっても処理できないし、90分間程度では短い」。グループディスカッションが設定されていないプログラムでは「情報量が多すぎて十分吸収できなかった」「一方的な研修だった」との意見があった。
 また研修会の環境や運営に対する意見として、会場の広さ、スライドの見やすさ、ディスカッション会場の場合の話が聞き取れる会場設定、室温の管理、会場までの移動の負担等について複数の意見があり、これまで一日研修であったため、短い時間内で実のある研修を期待していることから、より集中できる研修環境を求めているのだと考える。
以上のことから研修会運営マニュアルを作成した。
2020年3月31日
一般社団法人 認知症疾患医療センター全国研修会
代表理事 内海 久美子

運営マニュアル

本研修会の目的は、認知症疾患医療センター相互の情報共有や認知症ケアや医療の質の向上発展と自己研鑽、さらには認知症医療の地域格差の解消と地域発展に寄与することにある。
主催者は、一般社団法人認知症疾患医療センター全国研修会と開催地の研修準備組織(仮称)の共催とする。
  1. 開催頻度は年に1回とし、開催日は、午前、午後の一日研修とし、遠方からの参加者の移動を考えて可能であれば土曜日開催が望ましい。
  2. 主たる研修会参加対象者は、全国の認知症疾患医療センター職員、並びに行政担当者とする。ただし、開催地の状況に応じては、地域包括支援センター等の認知症支援に関わるものとする。
  3. プログラムは、原則として参加型プログラム(グループディスカッション等)を含むこととし、研修内容は以下を検討し設定する。
    ・専門医による診断、治療に関する最新情報。
    ・行政からの認知症関連の制度、取り組み状況等。
    ・開催地域の特色ある活動や実践等。
    ・全国の特徴ある認知症疾患医療センターからの取り組み。
    ・本人や家族など当事者からの体験発表。
    ・その他
  4. 研修会の企画準備について、開催地の研修準備組織(仮称)と一般社団法人認知症疾患医療センター全国研修会が協議する。​​​
  5. 講師派遣については、一般社団法人日本認知症学会並びに公益財団法人日本老年精神医学会と連携する。
  6. 開催地の研修準備組織(仮称)は、研修環境について、会場までの移動方法の負担をなるべく軽減できるよう配慮し、会場については、参加型プログラムのグループディスカッション会場を設定できる環境を設定する。また、グループごとの名簿を作る。
  7. 原則として研修会終了後、懇親会(意見交換会)も設定し、さらに交流を深めることとする。
  8. 開催地の研修準備組織(仮称)は、大会開催費用の収支報告書を、遅くとも年度内に一般社団法人 全国認知症疾患医療センター研修会事務局に提出する。
  9. 開催にあたっては、本研修会の性質上、また参加費の徴収と公的支援を受けることを前提とし、一般民間企業(製薬会社等)から寄付は受付けないものとする。

おわりに

 今回のマニュアル作成にあたり、これまでに大会運営をされた各センターにお願いしアンケートをいただいた。ご協力いただいた各センターに改めて御礼申し上げる。
 さらに会場で配布された6大会分の抄録を見返しながら、この作業から見えてきたことは、参加者がもっている課題、悩みは第1回熊本大会から今も同じであり、認知症疾患医療センターが増える中でそれはむしろ大会ごとに増えている印象をもった。
 第1回熊本大会を主催した池田学先生が当時まとめられた第1回、第2回認知症疾患医療センター全国研修会報告書において書かれていたご挨拶文に「全国のセンター職員が一堂に会して活動内容を報告したり、互いの課題や悩みを相談したりする機会がないことや隣県や同じ都道府県内のセンターの取り組みさえも互いに知らないことすらある」と。これは、研修会開催の契機となった原点であり同時に悩ましい問題でもあったと思う。
 同じ目的をもって業務に向かう各センター職員にしか分かり合えない課題や悩みを共有できる唯一の研修会として、今後も継続開催してほしい。そしてここで得られたことが、各センターの業務に反映され、さらに地域全体の認知症に関する体制づくりに寄与できることを期待する。

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